防風林の道
浜辺には鯉が、いくつも転がっていた。先日の豪雨のものだったかもしれない。そうでなければいるはずはなかった。人間だけではなく動物にも多くの影響を残した。あれは、そんな雨だった。建物はない。田んぼの広がる、ベトナムでも見られないほどの、そこは遠くまで一面の平野。青い空の下は緑の茂る道。バスに乗っていた。席は、いつものように前。鈴虫の音が、よく聞くと前よりも強くなっている気がする。稲穂も刈り取られた場所も多い。コメは値を下げたというが、2000円で買ったばかりだ。ガソリンと米は生活に直結するので支持率にも影響する。円安は旅行者と投資家だけの話。人生はこの先どうなるのだろう。ユーチューバーの動画を見ていると思ったんだ。僕は最近は酒ばかり。そして牛肉。暑くて、耐えるより飲んだ方がマシだった。昔覚えた、ジントニックやモヒート。抜けが強くて爽快感がある。桃や、ぶどうと一緒に。それは意外にでも魚にも合う。ドアを出ると、とにかく暑かったからだろう。そして、それを飲んで寝た。テレビはドラマが増えているようだった。それをつけるといつも、そうだったから。
音楽はCDでしか聞かなくなった。焼いたやつとかで。データの読み出し一つでここまで音が違うというのか。そのようにして、最近はオーディオの奥のふかさを実感していた。浜辺の防波堤近くの道は誰もいなかった。そこで、僕の中でどこまでも続けばいいと思った。一人、木々の香りと潮の香りのコントラスト。