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Poem
25.06.06
道端に落ちていたもの

夜風に吹かれながら、昔見たことのあるもののことを思い出す。僕の少なかった仲間のこと。きっと楽しかった。そしていつも街に集まっていたのだ。街には知らなかった何かが、いつも、あった。思うことを忘れた僕はいた。祈りはそこでまだ […]

25.05.31
季節と鏡

雨が今日も降っているということを、緑に、公園を見ることによって知っている。存在する静けさの中にある音に。自転車で駆け抜けた時を目によってではなく思い浮かべさせられながら。それは存在しない時間なのだが確かなものとして今は、 […]

23.06.02
街の光景

生きているということは、呼吸していることを知っているだけ。時の中で見ているものは何も確かではない。例えば窓を。そこを流れている景色を。何も、確かなものなど無いのだと思う。車は通りを走っているのだ。人はうつむいたまま今日も […]

23.04.11
箱の時間

僕は見ていることで思う景色の存在を 目の奥に同じ景色は存在する そして僕の意識は街にいることを知るなんでも無い いつもの渋谷の路地に差した光昔入ったことのある店の前で得たものと失ったものを 僕は手に知る そして 目で確か […]

18.09.20
僕はアジア人

僕は誰もいない時に 行った島をついてを思い出すのだ そして仏閣を いたるところにあった まるで夢のような島 見た 船の上からの家並み そして 島は思いの向こうにあった わからなかったけれど 今は 確かに アジア人だ 僕は […]

18.09.17
空港からの道

僕はホテルへと歩いた 街の中に ひたすら たった一つの 自分の居場所を求めて 夜道の中にいた僕だった あの人は教えてくれた そして歩いた 道をたずねながら 僕は 老人からの長い道の教え 壁伝いにその言葉を信じて

18.07.15
光の底に掌を

  二年ぶりに出かけた 海 波もなく 穏やかだった 海 僕の疲れが そこに 何も見えなくなる 魚を 何匹も見かけた僕だった   僕の心の中には何もなかった 自分であることの他に 今 僕は 僕が人間であ […]

18.07.13
鏡の中に

自分であることを考えながら 自分であることから遠ざかるのはなぜだろう 時々考える 昔見た 鏡の中の自分が 時々 考えていないと 見失われてしまうから    

18.07.11
ドアノブ

何もしていなかった週末の夜 明るい窓を見ている そこに 幸せな人たち テレビ画面の異国の街を僕は歩いていった 若かった頃のように この体が 手をかけるのは しかし 階段を上がった ドアノブだ 思い出を 抱きしめるように  […]

18.07.05
夏のフレーズ

夏はいつもそこにありながらも しかし 誰にでもやってはこない 夢のようなものだ 一番確かなのは 自分の子供の頃であり そして 心に刻みこまれた歌謡曲みたいなものなんだ

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