ドアノブ

何もしていなかった週末の夜
明るい窓を見ている そこに 幸せな人たち
テレビ画面の異国の街を僕は歩いていった
若かった頃のように この体が
手をかけるのは しかし 階段を上がった ドアノブだ
思い出を 抱きしめるように 感じながら