ブル相場だとは聞くが

こうして生きていることだけが、確かだった。死んでおらず、呼吸をしつづけている。窓が、近くに、そして、でも。僕は何かを思っている。楽しいと感じていることだけの景色に。外国で買った株の利益は、為替を加味すると古いものだったので利益として少しだけ出ていた。円をドルに変えたならば何らかの運用をしなければ為替にやられてしまう。僕はそのことに気づいていたのだと思う。普通にしているだけだとだめだということだ。そして目を閉じていた。なかなか、でも、眠れなかった。暑いからというのもあると思う。若い頃は夏は睡眠時間が短くても乗り切っていけた。今はそうではない。スーパーの会計時に、袋をもらうべきかどうかを、僕はリュックを背負いながら思う。特に弁当などがある場合などに、ひっくり返ることを懸念した。そして、昔遊んでいた公園に自転車で集合していた。同じような顔ぶれの仲間たち。今はもう彼らのことは忘れかけていた。

証券アプリで試しに利確を入れてみると、やや時間がかかったが8000円が振り込まれていた。バランスの投信に約3ヶ月、20万で4%の利益。パフォーマンスとしての安定性は良いが、長期的に見ると利益率が懸念された。やはりアメリカか日本。過去を思い出してもそうなんだと思う。アップルやエヌビディアは高くて買えずにいるが、好きな会社のは買いたいと思う。僕は今は、中国のBYIかテスラのどちらかだとは思う。そのあたりの何かを免罪符的に欲しかった。レバナスというそれらを統括した株でも良い気がするが、渋みが足りない気がする、僕は。知っている時間に存在する。知らないのは、意識していなかった時。お茶に注いでいたお湯をこぼしたりするように。