少しだけ寒い日々

春は冬よりも寒いのではないかと思う日もあったりもするが、今日もやけに寒かった。風が冷たいのは、肌にきつい。駅のホームでそんなことを考えていた。最近買ったスーパーで売っていた煎餅は、煎餅屋で買うそれよりも美味しかった。商売上がったりになる可能性もある。そしてコンビニで買う牛乳の値段もスーパーやドラッグストアとも変わらないのだ。脱領域が叫ばれている時代に呼応しているのだ。そんな事を考えていた。通りを歩きながら。年始に買った株は、半導体と日本株だけが上がっていた。あとは、そしてインド。そしてマニアックな指数連動株。下落したのはEV関連。決算も終わり、動きはここのところは落ち着いてきてはいるが。空を見上げながら、利下げは当分先になることを想像した。その物価指標は、僕の中で大きな変化はそこまで見られないからだ。年始からのテック株主導の動きはしばらく続くことだろう。M7を中心とした積立を継続していくことが重要だ。アパートの裏で倒れていた自転車を立て直した。

先週、麻布でやっていた展覧会を見に行ったときにもらった絵をいれるための額を発注した。しかし最新のアートを無料でプレゼントするとは、あまりない試みに思えたのだ。そして、よく、週末は何枚もホットケーキを焼いていた。生地が焼ける時に発せられる匂いに、僕は昔不動前に住んでいた時のことが僕の頭に浮かばさせられた。1階の誰かが通りに流していたダンスミュージック。僕はヤフオクの品をファミマに運ぶ途中で。狭い部屋だった。僕は電球の光で灯りをともした部屋で、ウイスキーを片手にタバコを吸っていた。僕の住んでいたあの部屋は今でも存在するのだろうけれど。僕は仕事を辞めたけれど、寝不足だったくせにそこまで眠ることも出来なかったのだ。そして、ああいったことの治癒には、きっと時間がかかるのかもしれない。不規則な生活を正すのは若くても時間がかかったのだ。今日は駅まで走った。本当にでも、この足は上がらなくなっていた。呼吸も厳しい。そんな日々だった。