窓の夜空に

昼頃、dvdから吸い出ししたデータに音声ファイルが無かったので、血相を変えてもう一度作業をやり直していた。冷静になってよく見ると、ウィナンプを光出力にしてそのままだったのを僕は忘れていたようだった…。10枚ほど借りたこのディスク、片面二層なので、8ギガと、吸い出すにもひどい時間と、吸い出し音と、労力をかけさせられた。そして、階下の人間はいつもいる。僕が就活中だったコロナ前もいたので、どうも、そこでも働いてはいないらしい。そもそも、彼が外に出た姿を見たことはない。なんせ、彼が来てからの5年間というもの、彼がいなかったということが、一回もないのである。部屋の中はどうなっているのか、資金をどうやりくりしているのか、想像するには値しないかもしれない…。わかっているのは、彼が、埼玉出身であるということと、オーナーの親族であるということと、頭が天然パーマであるということだけ。普通は、隣の人間との関係が多いとは思うが、時々すれ違う彼女がおばさんだったのもあり、やや高齢で、あまりにも、僕は感じさせられるもの自体がなさすぎた。

最近はどこかに旅行に行こうと思うが…。沖縄はもう、海の中に入れないので、特に行く場所もなく、道具もあるので北海道に飛ぼうかなと。しかし、冬の北海道は死者もでるというから、相当寒いのかもしれない。道具は、宅急便で先に送ってくれるらしい。でも、旅費自体は格安。パウダースノーの積もったキロロゲレンデの景色は最高だろうなぁ。そして、ホテルのごはんと温泉。あとはコロナに打ち勝つ祈りを、神がかなえてくれれば大丈夫だろう。