ナンユアン島という島にて

 

その日僕はボートに揺られていた。ボートは、一番最初はナンユアン島という島に着いた。この島の入場料300円を出港前にとられていたのを思い出した。そこでさっそく、島の入り口のところでキスしていたカップル。テンションがそこまで上がるような島でも無いし、どんよりした天気のような気がしたが…。女のほうが、しかし、好みの感じではあった。カワイイ水着に、東洋人っぽい少し平たい顔立ちだったから。

 

そこではスキューバの授業も行われていて、日本人がちらほら。そんなことはどうでもいいが…。ビューポイントへ向かって僕は山を登る。ビーサンだったので意外に登山ちっくで大変だったけれど…。日本とは違って頂上は落ちたら死ぬという感じでスリリング。柵も何もない。そこのスレスレのところで写真を撮っている白人の女子多数。顔はキュートだったが、トリミングなどがワイも撮ってもらったが、ヘタクソだった。

 

さっそく山を下って、付近の海に潜ってみたら、真っ白い砂に魚がウヨウヨ。やはり葉山とは違うと思わされた…。サンゴは、しかし、カラフルではなく白い。写真の練習をアイフォンでしたが、ピントが水中なので微妙に合わない。これは使いものにならないと痛感させられた…。見知らぬ子供が浜辺を歩いているとこちらに泣きそうな顔で手を振ってきた。こちらが手をふったわけでもないのに、そういう子供もいるんだなと、ちょっとしたそれは、発見だった。