カップはペプシだったっけ‥

昔はいつも新しい。思い出すといつも。僕は少し外を歩くと寒かった。だけどまばらに人が歩いていたけれど。僕も一緒に夢の中を歩いた。どこにいくというわけでもなく。昔訪れたニューヨーク。たしか学校の旅行だった。たぶん、マンハッタンのウォール街は行かなかったけれど。セントラルパークも入らなかった。ロンドンでも目の前のハイドパークに入らなかった。はるばる日本から行って、とった行動がそれである。塀の向こうに行って、入って、何があったというわけでもない。ただ入口にいた子どもがこちらを見ていた気がする。だからきっと由緒正しい、良い場所だったのだろう。ずり落ちた僕は今でも、レンガのその入口に、確かに立っている。目を閉じてもそう感じる。手にはグラス、ニューヨークで食べたレストランのハンバーガー。今ではもうこの胃は受け付けない。正月に思ったのだ。ピザにしても、コーラの紙カップにしても、体自体が若くないと、胃の小さい日本人にとっては完食は難しい。重いリュックを抱えて欧米を旅するのは若年層向けだと思う。

最近はカルビを食べて夜中に気持ち悪くなって戻しそうになった。牡蠣はすでに、無理である。そんな感じで。色々と無理だ。すでにこの傾向は20代後半から始まっている。できれば10代に戻りたいものだ。人に失礼なことが、まだ言えた頃。僕の10代の頃に見たアメリカの国旗。僕は確かにまだ若かった。夜のメトロにも乗った。そして僕はいろんなものを、そこで食べたのである。