契約をした日

散歩がてらに近所の不動産屋に行ったら契約させられてしまっていた。改めて、自分の持っていると思っていたはずの意志のなさを知らされる。それとも知っていたのだろうか。どちらにしても、住み始めた時からすでに出ていきたい物件ではあった。正確に言えば、致命的な欠陥があると知った時から。処費用は20万はいかないくらいだろうけれど、アップル株やテスラ株の利益をそこにあてがおうと思っていた。それにしても、購入してからたった1ヶ月ほどの利益である。実際はそんなことはせずに貯金を切り崩すのだろうけれど証券の口座から資金を移す必要があるほどのなかなかキツいブロー。これは、プロバイダの乗り換えキャンペーンも検討する余地がありそうだ。定期預金の関係があって、引き出すに引き出せない金も多い。ほかのも、ドルにしておいた方が金利は良かった。

外は雨が降っている。今ならまだ、キャンセルできる状態ではある。実際、面倒くさいと思っていた。箱につめたりと、丸3日はかかる。組み立てるのも大変だ。夏なので汗だくになることだろう。実際は、得られるものは多くはない。外からは車が走り回っていた音。無印良品の小型扇風機が回転している。僕は自分で自分を納得させようとしているのではないか。この行動は具体的な意味を持つのだろうか。何も持たないのだろうか。冷静になると意味がわからない。しかし不満は次の不満を生み出す。満足するような場所は無い。