ユニクロとブックオフ

春の気配も無い川沿いの道、確かな生物としては亀だけがいた風景。僕は、自転車の前ブレーキが壊れていたが、直す気力も無く、歩いていた。隣町へと。途中、ベルクスがあったが、距離があったのですでに心の中の足は遠のいていた。目を引くのは肉と野菜だけで、最近は魚などはどうなのかと感じていたのである。僕は冬の寒い距離を徒歩や自転車で行くには長さを感じさせられた。やはりスーパーの花は果物で、暖かい時期のようにそういったものが無いことには行く気は失せてしまうのである。最近はそんなことに気づいていた。そして橋を渡ったところにある近場のスーパーでことを済ませていたのである。

そこはなかなかツボをついた商品が並んでいた。森永のミルクココアがあるのかどうかは僕の便利さの査定規準の一つである。でも、最近はそのOEMのようなココアを僕はセブンで買ったのだ。それは苦味を少し足したものだったので少しだけ大人向けの味かもしれない。僕はその交差点を過ぎた。蛇行する川と並行に巨大なマンションがいくつも建っている。そしてマンションの裏側には北西から光を放つ太陽が存在していたのだ。それから僕はユニクロと本屋に入った。とにかくそれらは僕の休日の運動の一環なのである。ツタヤなどに昔は行っていたのだけれど。便利であることには金を失わせられるものなのだ。