
日曜日は本当に大変な日だった。マッサージとアイホンの売却を同時に決行したのがいけなかった。15時からのマッサージを入れていた兼ね合いもあり、午前中、イオシスへ。53000円の査定で即OKした直後、鑑定人の若者は僕の驚く顔を見たかったのか、金を出す直前にバッテリーの膨張に気づいた素振りを見せ、買取を拒否した。どうも、バッテリー交換を非正規店に依頼していたのかどうかをそのアクションで知りたかったらしい。買う前に中を開けるというわけにはいかないので。まあ、確かに中はきれいな状態ではないんですけれどね。しかし、よく見ると、確かに、ディスプレイ部分が膨張によって、ほんの数ミリ浮いていた…。デザイナーだってのに全く気づかなかった…。そいつを袋に入れると、挽回すべく、やけくそでじゃんぱらへ突撃。しかし、このアセリが後で仇となった…。中に入るとそこにいた手厳しそうなオッサンに、これは適当な査定はされないだろうとは思ったが、マッサージまでの時間がありそうなので査定を頼むことに。すぐに呼ばれ、同様の金額を言われるが、これからまた査定されるらしく、そこから一時間待たされることに。ここはそのオッサンが取り仕切っているらしく、背中を向けた青い顔で、これはまずいと思っていた。
僕はそれから、外の通りを少し歩いた…。秋葉原は僕が初めて営業車で、一人でパソコンを買いに来た街だった。あれだけ中古パーツが並んでいた店も壊滅状態となり、しかし、ほそぼそとノートPCの店と、スマホ関連の業者がカバーなどの経営で営んでいるように見えた…。しかし、スマホだと改造はあまりできないし、アクセサリをつけるぐらいなので、人並みはまばら。調子に乗っていたメイドも勢いをなくし、エロゲーの店もフィギュアショップも姿を消していた…。だから、僕はケパブを食べた。その味だけは、あの頃ケパブ屋が通りに出始めた時のままだったけれど…。