Diary 19.07.15 枝豆が甘くなってきた かつて借りまくっていたエロDVDの類を、Gメールで検索する僕。気づけば、便利な世の中になったものだった。あの頃は、あんな女優に興味があったんだ、だとかいうくだらないことを古いアルバムをめくるように懐かしく振り返らさせられ […]
criticism Diary 19.07.13 僕はシャッターの降りた店の前を どのようなものを得たとしても、失っていくのだと今は思う。だけど、人がなぜ失っていくものを手にしようとするのかということがわからない。そんなことを考えながら、いつもの路地を今日も隣町へ向かった。景色の中で誰とすれ違うという […]
Diary 19.07.11 僕が通りを行く、午後 僕は何もしていない。本を読むことすら忘れていたのだ。何もかもきっと、忘れていたから。僕は子供の頃と同じように。今日は少し、アンネ・フランクの本を読んでみたけれど。音楽は、U2を。ライブは平日なので行けないのだ。昔のことを […]
Diary 19.07.09 友達とロンドンのパブで、夢を泳いでいた 誰もいない午後。そして、外には風が吹いている。僕は、自分であるということを考えていた。昔フランスを旅した日のように…。航空機から見下ろした麦畑。ロープのように、どこまでも細く曲がりくねっている道。窓の外には、風に揺れる、 […]
something 19.07.08 見てくれだけは人間だ 街に誰もいない夜。二ヶ月後、どこに行くべきかを考えていた。雨の中を、車が通り過ぎていく音。彼女もなく暇な日々だった…。すれ違う人には、おまえ見損なったよ、というような失礼な顔をされつつ。ミャンマーはどうだろ […]
Diary 19.07.04 モラトリアム生活today 今日も新宿をぼんやりと歩いていた。誰と会うこともなくこうしているのは、確かに力なのかもと思いながら、腕を振っていた。かつては、僕はこの街に、友達とアダルトビデオを買いに来た。僕らが注文すると、ショルダーバッグに入れたそれ […]
Diary 19.07.01 暗に短パン禁止なので あの人は今どうしているのだろう。そんなことを思う時。あの日の笑顔を見ることは、もう、できないだろうか…。僕は去年よりも味の落ちた気のする枝豆を口に入れている。そして、梅雨だったからか、ずっと、薄暗い部屋の中。英文の薄い本 […]
Diary 19.06.27 ドトールに泊まりたい 広島焼きをする僕が、そうだと思っていた焼きそばの麺ではなく、それがラーメンの麺だと気づくのに時間はかからなかった。麺以外にも最近、どうにも間の抜けた僕で。ため息をつきながら、ノイズの向こうにAMラジオから流れてきていたチ […]
Diary 19.06.26 ドンタコス一袋の休日 僕は時々何も食べないのだ。そうして、僕は仕事をしている。しかし、ぼやけた意識の中でデザインすると整合性のあるものができることが僕は不思議だ。人間にとって、欲求があることがデザインすることの中では重要なのだろうと思っている […]
Diary 19.06.25 満員電車の中で接近するもの 月曜日の朝からの電車の遅延。色々なことを考えながら、一人で電車に乗っていた。近くに、細くて、透き通るような白い肌の女子高生。否が応でも、昨夜アダルトビデオで見た女の子の姿を彷彿とさせられる…。白い肌に白いシャツ、明るい色 […]