気づけば過ぎた休日に

すべての国内の男子に、豊かな人生を送るために、極力、去勢あるいはできるかぎりのオナ禁をすることを勧める。僕は帰宅し、AV動画の鑑賞を開始した。ほんの30分のつもりが、気づけば3時間経過。まるでパチンコのようでもある。しかし、女優のバラエティの豊富さは恐ろしい。いないと思われていた子をバチコンと供給してくるスカウトの努力。恐ろしい。だから、知的産業の分野で完全に遅れをとらされてしまうというわけで。こういったものが豊富に供給されていることは、我が国にとっては非常に悪いことであることは間違いないのである。

 

僕は何のために生きているのだろうと、最近、考えている。クローンのように、悲しく死ぬのも一つかなと、時々思う。僕自身の親戚がそうだった…。あまり、自由にならないようには、したくないけれど。悲しみというのは、ある種の人にとっては、得たくても得られない感情の一つかもしれないと思うのだ。

 

無音の部屋の中にいる。夕方頃、そして、少し、外に出ると寒かった。息が白いのではと思った。今日は僕は何をしたというわけでもなく。何かをするわけでもなかった。すれ違う人は、駅から、憂鬱そうな顔をして出てくる。何もそこまでして出かけなくても、と思わされた。着ていたコートはZARAのものだったが、悪くはないかと思い直す。9800円の商品だ。僕は、厚手のコートを引っ張り出して、それを着ていた。ユニクロが、zaraのような魅力を、真似して出そうとしても、なかなか難しいだろう。そしてなぜコートが、あのような日本車のようなこだわりのない滑稽なデザインになってしまうのか…。

 

しかし、赤坂見附のスターバックス。あそこは、平日はとにかく不思議な空間だ…。自分は、若者ではないけれど…。そこで、20代の女子に取り囲まれたら、オセロのようにコーヒーをひっくり返されてしまうのかもしれない。そんなノリがある。そんなわけで、なるべく、ドトールに行くことにしているけれど…。スタバにいる人の年齢層の設定が微妙というのが一つ。まるで若者とシニア層の陣地の取り合いの鍔迫り合いを垣間見ているかのよう。