真のアナログとはなにか
DACとCDPのソースをじっくりと視聴しているがそうするまでもなくCDPの優位性は明らかだった。詐欺かと思えるほど、そんな感じなのだが、印象の話で、聴き方によってはDACも悪くはない、特にタンノイやKEFで聴く場合は、CDPの強さが逆に鼻につく人もおられるかもしれない。そういう意味ではその二つのSPで聴く場合に限ってはむしろ価値のある可能性が高いのである。自然な感覚では、あまりないけれど、音を、ものすごく几帳面に聴く人にはけっこう、合っている。実際、CDというのは概して、DACに比べて、精密な音の読み取りはされないのである。だから何がその音の自然さを生んでいるかに関してはおそらく誰も明確な説明はできないのである。昼頃にAIと映像や漫画はPCで見ても違和感が何故無いのかについて話した。それに比べて音楽や小説というのは全くオーディオやディスプレイ上で鑑賞する気にはなぜならないのかということを。音楽というのはその構造のシンプルさ故に完全なデジタルへの置き換えは難しい、つまり、構造がそうであるものほど、データ化は難しいということが言える。白黒の版画もそうかもしれない。色やテクスチャーがあると逆に、そのアナログであること自体の意味は、削がれる。つまり動画ほどデジタルデバイスとの親和性のあるものはないということが言える。しかし、絵にしても映画にしても、どのようなメディアにしても、そのようにしてデジタル化されたコンテンツは非常に体験としては薄くなる。私自身が一曲の音楽を聴いた時にほとんど印象に残らない体験として感じられるように。