ビレッジの記憶
ここにいるのは昨日までの自分ではないのだ。そう思えるほど、街の景観はすぐに変わる。都内はなおさらに。飲食店はできた瞬間に閉店するようにも思える。インドネシアは、どうも、そうではないような気もしたけれど。三泊したアメッドでは、三泊目に予約をいれていなかったらしく、宿から紹介された場所に泊まることにした。やはり、そこは良いところで、コストの割にはロケーションが最高という、ビレッジ。朝しかレストランはやっていなかったけれど。
基本的になかなか絶壁のところにあるホテルに泊まるのは難しい。部屋が少なく、おおむね高いからだ。それに2500円だったのにプールまであった。横切る船を朝は見ていた。僕は、パンケーキを食っていた。船は赤い三角の帆を掲げていた。そこには、宣伝文句のような、何かが書いてあった。澄んだ空気を、ダイビングをして部屋に戻ると、吸い込んだ。網戸しか無い、オープンな窓の外から、トカゲの声を聞いたっけ。