夏の日の記憶
昔僕は見ていた。夏の日の、少し荒い砂浜の足を伝う感触から遠くを。青い海中、底に揺れていた海藻、板が浮かんだ沖、僕はその上に横たわっていた。岩場に囲われた海岸の上にへばりついた松がいくつか見えた、空と少し縮れた雲の下に家の車。絵に描いたような波が来た。ここにずっと泊まっていたいとさえ思った。車の窓は、チェッカーズや、TMNの流れた、数々の歌の歌謡曲たち。一位はなんだろうと思っていた、道の上は、やけにまがりくねっているように見えた。