説明の作法
最近サイトの案件が増えたので、説明する、それについての機会が。まあ、なんだか勝手が違うので大変である。物の説明なら、存在する場所だけで特に話すことなく意味が伝わる。説明というよりそれは、実体を渡すだけ。しかし、説明はそれとは違って、機能や手順を相手に理解させることが必要になる。説明とは無いものを同じものとして認識させる行為なのである。今日も外は暑かった。昨日までで10日連続の猛暑日。昼にかけて、光る外を睨んだ。メンバーも、気が狂ったような問答を繰り返している。木は、微動だにしなかった。寒いという感覚すらも僕は忘れた。水ばかりを飲んでいる。窓の向こうは、夏休みの終わりの浜辺、そこに立つ誰かを思った。ただ、この部屋はでも、暑かった。
誰かの旅行記を読みながら、彼らの取った行動と僕のそれとを思う。遠い異国の地にいた、ヤシの生えた道、そこでガイドはこれはパパイヤだと教えてくれた。今思うとそんなものがどこにでも生えていたのだった。日本では手はつけられない、木に、そこにみかんがなっていても。目を閉じれば形態の無いものについて話すのは大変だった。イラストであれば意味が簡単に伝わるように、それが一つのデザインであったり、サイトの機能であったりすると、人に理解してもらうための作法が必要になってくる。