フランスと、最近思うこと

今日も同じラジオを聞き、途中のCMも同じで、時は流れた。CMのありかたも変わっていくのは間違いないというふうには思っていた。テレビなど最近は見ていない。誰もが、そうだろうとは思う。今の時代をどういうふうに人は振り返るのだろう。どんな話を、一体未来で同じ世代の人と話すのかということがわからなかった。その行為さえも、野暮な話なのかもしれないが。

そんなことを考えていた。遠くを走る、電車や、車だとかの音がするのは、東京では無い。これは、つまり、郊外ならではの空気感なのかもしれない。手入れされていない雑草の生えた道、木と、線路をまたぐ橋。道を行けば、三件あるスーパー。緑と、赤と、暗いオレンジ。コンビニが途中にはあった。時々フランスの風景が目に浮かぶ。実際は浮浪者とゴミだらけの風景だった。無愛想なチケット売り場の中のおばさん。石畳と、扉を固く閉ざした街を、車が走り、門の周りを回っていた。