昼の雲

髪を切りに行くことすらも面倒に感じられるのは寒いからだろうか。というよりも、同じ場所に行き過ぎていた。それに肌の調子が悪すぎたのである。公園で曇った空を感じさせられているように。さぼっているように見えた、昼の路駐の車たち。柵をわたして、新しいアパートの工事が始まる、空き地。コンデジが売れ始めているということは、CDプレーヤーの復権もあるのかもしれない。曇っていたはずの空は、少しづつ日差しを路面に落とし始めている。何かを決めることは、理由がすべてを物語っているのだということに気付かされた。楽しげだった、子どもたちは今日は姿を消していた。