埼玉に染められていた頃の池袋の思い出

電車の中で、なぜか男女問わず尻に触れている手の甲。無意識なのかわからないが、それは、ぶにゅっとしている。

 

仕事をしながら、昔のことばかり思い出している…。池袋を歩いていた4年前。女が、男を探して歩いている街だと言っても、言い過ぎではないだろう。ただし、その権利がある男に限っては…。それは、女への惚れっぽさ。昔は僕もそうだった。目の前で髪をかきあげながら流し目をしてきた女は今、どこでどうしているのだろう…。ファストファッションのデニムに、白いシャツ。タイツに、もこもこのパンツという際どいルックの女もいた。かわいいのかどうかはわからないが、感じるものが、ある男にはあるのだろう。

 

カフェや電車で、視線を感じないことはないだろう。声をかけられることもあるかもしれない。手や体を寄せられることも。一歩乙女ロードを歩いてみれば、よく分かる話だ。赤坂と池袋。丸ノ内線でつながってはいるが、共通性も時々感じる。しかし、様々な路線が乗り入れている。銀座線や千代田線。気楽ではなく、疲れるカフェ。通りを歩いていてもだ。何をするにも、疲れてしまう。

 

最近の僕は、かなり忙しいというか。しかし、下仕事も多く、虚しさを時々感じる。家ではラーメンを作っている。アダルトビデオをまた借りさせられてしまった…。アリアナ・グランデや、アイコのアルバムを、気取って借りてみようか。