五月の休日

最近太めでハイヒール履いている人が、気づくとそばにいることに気づく。今日は、隅田川へ。しかし、公園の緑も良いけれど、乾いた風が心地よかった。写真を撮ったが、やや、露出が控えめで、暗めな仕上がりに。雰囲気のあるショットにはなるけれど、感慨としてはどうなんだろう。途中で、エメマンを空けた私。石のテーブルに座って飲んでいたら、けっこう、おいしい。私は若い汗だくの女性ランナーと微笑みをかわした。遠くに、だんだん沈んでいく太陽が見えた。水上バスも今日はひっきりなしに往来している、今日は。
風もなく晴れた日の、五月の夕暮れ、いつまでもベンチに座っていたいと思ったが‥。sは最近ソープランドに出かけたとのことだった。私は、今は一眼レフが欲しかった。フジロックのチケットだとか。際限なく贅沢になっていく、心。比例して、脳の本能の方は女性への関心を失いつつある。正常だといえば正常なのだが‥。
taronasuギャラリーで英国人作家のコンセプチュアルアートを見て、スタバへ。作品の方はわりと初めて見る感慨で、超感覚的なものを感じた。形式は比較的新しかったが、色やタッチで人間臭い古さをなんとなく匂わせるところが、英国人的なものを感じさせる点でもある。
スタバではアイスコーヒーを飲んだ。色々なものが入っているより、純粋なコーヒーが一番シンプルで上品な味がする気がする。ドトールと比べると、やはり後者に軍配が上がりそう。わずかな差だが。sの話を聞きながら外を見ていると、特に目にとまる人はいなかった。土地柄というのもあるのかも知れない。しかし、よく晴れていて、心地よい日だった。