株を消し去っていく
僕はツイッターを見ていると、株が下がるとのことで、それを警戒しつつ、部屋にいることで、株を売り払っていた。それは半年ほどだったが風にゆれる稲を収穫するがごとく、刈り込んでいた。しかし、手にはSP500(VOO)だけで5万ほどの利益。初心者が手にするにはかなりのものだった。でも、手にあったものを売っておいてよかった。それは、すでに、原価のあった地点から下がっているので。株を売るのも買うのも、僕はなかなか難しい行為だと思っている。自分で調べるのも、他人が言うことを信じるのも、何かを理解する必要があるからだ。理解すること無く売り買いすることが一番危険で、やってくる未来を見誤るのは確実だ。簡単そうに見えて、機を知るということは僕は難しい行為だと思うのである。
人のいない外は風が吹いていた。米を炊くのを忘れて、そして、影となって外に食べに出かける。ゴミ出しをするのを忘れていて、ゴミ袋を玄関に待機させていると発酵しそうだ。でも、アパートなので、マンションのように出した後で知らん顔はできない気がした。それにしても、もう、心の中ではマンションには住まないような気がする。自然に逆らったようにして、気密性があまり高すぎる場所は少し苦手なのだ。スピーカーは目の前で、でも実際には無い音楽を部屋で奏でている。