住み慣れた街
一人生きることを考えつつも、歩いた。でも、10年ぐらい前に入った食堂に入ると、そこいた店員が同じように、もうそこにいるはずもなく。そういえば、当時は粉雪が流行っていたかもしれないと何となく思い出させられながら椅子に腰を下ろした。僕は、失業して旅行に出かけたりしていた。南米から、アメリカ。あったはずだった金が無くなった。自分を探していたのだ。でも、そうだと言うには、あまりにもその目はすわっていなかった。街の何処かを歩きながら、見上げた巨大なビルの下で、この街にも、もう長いのだということを、そこで思い出した。体は、あの頃のようには思うほど丈夫ではないのだが。
体のみならず、心さえも。そんなことを思わされた今日は、暖かい日だった。皮膚科に行くと、でも、平日だと言うのに混み過ぎで。客単価2000円だと考えてもけっこうな保険額だということが即座に理解させられた。久しぶりにカラオケに突っ込むと、全く声が出なかったが、どうにか復調。ほとんど、スタジオと言うかスポーツのような感覚でやっている。オーディオを聞き慣れているので、音響の悪さにはそこで閉口させられたけれど。こんなだったかと、久しぶりというのもあり、なんとなく違和感がそこであった。英語のカッコイイ歌でも歌えたらとはいつも思うけれど、マッキーの失恋ソングを。昔は良く売れていた。毎週トップだった歌だった。