冬の思考

うまくヤフオクとメルカリで商品が売れ、部屋が少しだけ広くなった。とても外は寒いけれど。あの八百屋の人は、今でも元気だろうかと思った。もう、無いのかもしれない。でもそこに入る僕の姿も、僕が誰であるのかさえも、もうわからないだろうけれど。渋谷のハチ公は今でも待ち合わせに使う若者はいるのだろうか。そういうスポットでも、もう無い気もした。でもあそこにヒルズのようなビルを建ててもしょうがない。いつも楽しげな、街並みだった。僕の一人、探していたものは何だったのだろう。そこで、探し求めていたものとは。

誰と会うわけでもなく年は暮れ、立っていることだけ、そして、目だけがあった。ホームの向こうが正しい電車なのかもしれない。オーディオのスピーカーは、ファイル再生で、違う機種を必要とされ、けっこう困る。しかしCDとは本当に別物の音がする。本当の音がどんな音なのかわからなくなってしまうぐらいに。この間は店に視聴しに行った。いつも行っていると、変な顔をされるので、そこで喧騒に紛れて、身を隠しているけれど。