為替と冬の道
為替と冬の道

寒い中スーパーに向かった。部屋の、暖かさをそこで時々思って。昼間の暖かさが嘘のような、凍てついたアスファルトをそこで踏んだ。店の中に入ると、光が目に飛び込む。外国人の人たちが増えたものだった。彼らは平日にしかほとんど見かけないけれど。休日は、家にいるのかもしれない。どこにもいなかった、観光地の中国人がそうだった。彼らと知り合いになったら、どんな生活をするのか、僕は全く想像もつかないけれど、子供の頃は夢中にさせられた映画、ジャッキーチェンを思い浮かべれば良いのだろうか。カップルでさえあまり見かけない。こんなにも街は広いのだが、そういえば今日は、為替取引をしようとして踏みとどまった。冷静に考えると、今は円高にふれる雰囲気はどこにも見当たらなかった。金利を上げたのにこれでは、もう逆方向に向かうのは不可能であるようにさえ思えるのだ。