雨の日の雨
静かな雨の降る通りを、一人歩いた。スーパーへ。牛乳と、味噌を書いに。僕は昔はサッカー選手になるのが夢だった。そんなことを思い出しながら。サッカーの姿を昨日試合で見ていて、その競技の持つ厳しさを思い出そうとしながら。それを持てること自体がきっと、幸せなのだろうと。そこにもう、いたはずの蚊のいなくなった部屋で。
スーパーではもう巨峰は生き生きとはしていない。時期がすぎれば消えていくのが果物の運命だ。僕の最近、頑固で熱い情熱も、明らかに体力を奪われた体みたいに。もう十代の頃のようには俊敏には動けないし、地平線の見える砂漠を、水が、夢のそこから干上がったように失われた。CDプレーヤーは回転するけれど、確かに、CDを読み込まなかった。ラクダが列をなして歩いた。ずっといた階から階段を、降りていく。僕はそう感じさせられていた。
久しぶりに出た外みたいに、外気の存在を感じる時、多分雨が降っていた、CD屋のすでに無くなった記憶が蘇る。歌手のリリースに耳をいつも、立てていた、ラジオ。