僕とサマソニ
先週はサマソニ二日目に参加した。でも、もう何度目だったのだろう…。一番最初の時はアブリルラビーンを見た。それ以外は、今は見かけない木村カエラだったか。あの頃の若かった僕の見た歌手にはパヒュームも確かいたのだが当時はまだ知名度は低かった。まだフェスもライブも全く流行っておらず、CDを買って聴くということが、欧米の流れに遅れた形でしっかりと行われていた頃だった。そして僕はその日と同じようにして、スタジアムの中に立っていたのだ。今と違うのは、当時はそこに同じようなことをしていた年齢の仲間がいたということだろうか。
そんな寂しいことを考えながら、目星の歌手を見ていると、今年は黒人の女性アーティストが多かった。4人目にして、やっとキッドラロイと言う男だったが、スタジアムなのに打ち込みと、気合がステージから感じられなかった。多少早めの音楽でもドラムの音はライブでは聞いてみたかった。そんなことをsと遭遇しながら考えていた。FLOというコーラスグループは音響的にはきれいには響いておらず、微妙だった。でも、三人というところに60年代的新しさを感じさせられた。最初のnova twinsというバンドも二人と、それはまるでビーズである。開演前にはBGMでスメルスライクティーンスピリットが流れていて、どうしてもそれと比較して聴いてしまうのは悪影響だった。
手早く台湾料理で飯を済ませて、歩き回る。ビーチステージは特に暑く、客は汗だくになっていた。タイのインク氏、写真を撮ろうとすると、完璧主義のスタッフが即座に止めに入っていたのが印象的だった。インク氏の歌自体はタイっぽさが新しく聞こえて、途中倒れそうになりながらもこらえられた。