郊外の窓の朝

昔のことを思っていると、朝は目が覚めた。寒くて、起き上がることが困難な時の中で。この前は、ストーブに火を灯すことでなんとか布団から出ることができたのだが。冬はそのようなことで悩まされる、ほかには灯油の補給だが、コツを掴んで電動ポンプを使う必要はないとわかった。そんな日常を過ごしている、年末は慌ただしく過ごしていたら何もせずに終わってしまい、sと美術館で会って入ったカフェのカフェラテが高かったことが印象に残っている、あとは、名の知れない日本人画家の絵が気にいったことぐらいだろう。美術館の前の公園は、日がさす時間も、時々で、少しだけ雲が立ち込めていた。僕は広場の真ん中に生えている小さなポプラの木がいつも気になる。なぜそこにだけポプラがと思わせられ、良く目立っていた周りには、走り回る子供がいつもいたりした。どこかこちらを見ているようにも見えた印象的な木の景色があった。

僕はそこの近くのあるレッドロブスターに親と行こうと思っていたことがある。レッドロブスターは突然出くわす店で、駅もなにもないところに突然建っていたりする、そして、美味しい店だとは思うが、ロブスターは、安く食べられないものかといつも思ってしまう。朝方は、教師なったと知ったクラスメイトのことを思い出していた。彼が教えている小学生のクラスのことを想像する。良い先生であることは想像がついた。サッカー部で運動神経抜群だった彼、そのことを思い知ったのは柔道で逆立ち歩きをしていた時、どこまでも腕で歩行し続けていた彼の姿を見たときだろう。