バイクが遠くに向かっていく

昔のことを思っていると、思い出している、少しだけ今の景色は疲れているけれど、スニーカーを探していた。価格の安いものを、懐かしい昔のデザインのものに見ていたはずの心を奪われながら。高校時代の、朝の無表情な校門の前、でも、よく思い出すことはできない、アマゾンミュージックの音が聞こえている。ブラウザからなら、無料で聴くことができた。ラーメン屋に行っていた。いつも、窓の向こうに見えていた店。人がよく並んでいた。店の外に彼らのための席まで用意してあり、屋根までつけたようだった。そんな店がいつも窓の外には見えていた。その様子を見ては、いつも飯を作っていた。特に意味はない。太麺の歯ごたえを思い出しながら、いつも。