還元とプランの消滅
クレジットカードの還元キャンペーンを取り逃す訳にはいかないと、やきもきしていても、手に取っているのは安い茶ばかりで燃えきれてはいなかった。靴だけでもと思い、見て回ってはいるが、サイトに出ているスニーカは、どうしても、周りと比較する癖があるので踏ん切りがつかない。そういう意味でも最近のスニーカーは人気が集中してしまい、広く色々なモデルが買われてはいないような気がする。可能性があることが、逆に、可能性自体を狭めてしまっているのである。僕はどんなスニーカーでも良いと思うのだ。耐久性と、歩きやすさの方に重点を置いていたからである。夏に厚手のスニーカーでは、履き着心地が良いとは思えない。そのようなことを思っていた。
僕は最近は新会社立ち上げの広告を作っていて、どのようなデザインにするのかを考えていたが、企業規模が大きいと内容が固くなりがちだと思っていた。向こうがインパクトのある宣伝を望んでいても、実際は保守的なものが出来上がることが多い気がする。ではどのような広告が良い広告なのかと言うと、デザインする側の表現の主体性が出たものだと僕は考えている。ただそこにばかりよってしまうと、焦点のぶれたものが出来上がることになると僕は思っている。今、僕の提案は完全に消えかかっているが、自分であったらどのようなものをつくるのかということを、考えておくことが大事だと、スニーカーのことを考えながら、思っていた。