遠い昔の思い出とピストン西沢

友達のことを考えながら、夜はまだ暑さの残る9月の窓を見ていたらピストン西沢の最後の放送が流れていた夕方頃、気づいたら、いつの間にか終わっていたことを思い出していた。いったいいつからこの番組がやっていたのかを考えてみてもよく思い出せないぐらいだ。営業車を乗り回していた頃も、確かに流れていた彼の声。大塚愛の歌をよくかけていた記憶もある、僕といえば会社に帰る道で、退職を常々胸に秘めていたものだったが、何も、そして、深くは考えていなかった。僕は職安で、そして、同じぐらいの歳の女の相談員に呆れた顔をされていた。僕はその町田の職安の帰り道にパソコンのケースを買うときにセールの話をされた。店員は「秘密ですよ」と、言っていたものだったのだが。今はもう、店員の顔も思い出す事ができない。(僕はでも、そのことがうれしかったのだ。)店までは距離もあり、セールには行かなかったのだが。そんなことに首を突っ込んだところで、どうしようもないがよく、あの頃は夜、鮭をグリルで焼いていたものだった。ゴキブリが良く出る部屋で、明るく内装をリノベーションしただけの空間だった。