
マークを作るという仕事をしているが、ものすごく大変で、骨が折れる。WEBのコーディングは大局的に、スピードだけが求められるのだが…。パッケージとよく似ているのだという。プリンターから修正を出しすぎて、採算がとれるのかどうか。コピーライターを起用したポスターの仕事には、思考的についていけなかった。自分には、この仕事が可能なのかどうか思わされてばかりいる…。慣れで解決できる問題でもないような気もする。しかし、こんな時代でも難度の高い案件というのはあるべき場所には確かに発生しているのだと思う。
僕の体のアレルギーは、胃の調子と密接に絡んでいると最近気づいた。あまり暴飲暴食はするべきではないと、考えだしている僕。年齢というのも、あるのかもしれない。特にコーヒーと酒を摂取する時には注意しなければならない。今日は前の会社のサイトを見ていた。かつて、自分がいた場所にいる、同じような年齢だった人間。ただ、業績自体はかんばしくないようだった。人数はもう、半分ぐらいだろうか…。若者向けのビジネスなので、仕方がないと言えば、確かにそうなのだが。外を歩くと北風が冷たい。僕は、靴はどんなものを履くべきなのだろう。色が入った奇抜なものを、もう、身につけるようなことはよそうと思うけれど…。
バンコクで、あの日の僕は、子供向けのキーホルダーを買い、搭乗する飛行機へ向かって歩いていた…。そんな風にして歩くのは何度目だろう。ロンドンや、パリ。ニューヨークにも行ったことがある。しかし、成田と同じように、ドンムアンはそこまで大きくはない空港だった。パリとニューヨークは、かなり広さがあったような気がするのは、人種が多様だったからなのか、僕自身の気分が舞い上がっていたからなのか。自分よりも歳の上の人達の中では不安な気持ちも無条件で増大するのかもしれない。瞳の奥では未来を夢見てばかりいたけれど…。
女性は、だいたい若い人ばかりだった。朝の南北線の、溜池山王で乗り換えたりする時に思わされたりする。一つの時代の流れのように、古くなった人は、一体どこに行くのだろう。そこに立つ誰もが独身か、子供がいない人なのだということが、すぐに想起される。ただ、そういった形式的な流れが、マスの消滅した今後も一様に続いていくのかどうかわからないが…。