赤坂という街について

私は赤坂がどんな街かと考えた時にやや疲れる街だということが言えるのかもしれないと。出くわした通りには高級車、見上げれば一級建築のビルがそびえる街。大戸屋などのレストランの席には高そうなスーツや服を着た身なりの人ばかり。しかし、繁華街の雰囲気は‥、たしかにドンキホーテやどこにでもあるようなカラオケ館があるが‥。どす黒く汚れた通りも代官山のようにキレイな見た目だというわけではない。

そして横浜のようにナンパな街ではないというところが、池袋とは時々似ていると感じさせられる。そして、これほどまでにキャッチーなものが締め出された通りが張り巡らされた街というのも珍しい‥。リーズナブルな店の多くは韓国料理や中華料理、モスバーガー以外のハンバーガー屋だ。いつも、どこに行くのもやや気合がいるというか‥。インテリ系リーマンと外人だらけのせわしない通りで、時々家が恋しくなる私。そしてもちろん会社のデスクも落ち着く場所だけれど。この間、ビームスのプラスチックの時計を落としたら、そこが大理石の通路だったので手ひどく割られれてしまった私。

やはり、対極的な街として思いつくのが池袋だ。池袋は、カルチャーの中の卑猥さとチープさを同時に兼ね備えているように思うから。