精神の自由

街では子供連ればかりを見かける。こんなに狭くて通勤以外は便利ではないような街でも、子を生み育てようとする人が、多数いるのだった。しかしそんな子育て家庭にも格差は見られ下はアパートやボロ家住まいから上はランクルに一戸建て住まいと幅広い。彼らはそれぞれの集落のグループに別れ争っているようにも時々見える。一体何が、彼ら自身の対抗意識を燃やさせるのか、私にはよく理解することができないでいるのだが‥。

私にも、あいつは独身者だということで、時々、冷ややかな目が彼らから注がれる。多くは、心無いその中の貧困者からの視線だった‥。しかし自らが望んだ人生だというのに何の不満があるのか私にはよくわからなかった。フェイスブックなどに投稿するのも、よくわからない人生の生き方に思える。彼らの多くは他人との交信を絶ってしまうのが常だが‥。人生は自由だと、彼らに、私は心のなかで伝えたい。