無名の画家

緑の公園 そして
緑の葉を揺らす 少し冷たい風が吹いている
僕も 本当は この世界に心を閉ざして
画家のように絵を描いているわけだけれど

そうしているのは 何故だろう しかし
僕は 眩しい光の差す公園で 今日の価値が
明日の無価値であったとしても その光に目を閉じていて
心をもう一度開くには少しだけ世界は眩しすぎた