部活の選択

生きることの意味をそこで考えながら、何をすることもなく歩いた。いつもと変わらない景色の雲。僕はどうするべきなのか。僕は灯油のポリタンクを持っていた。僕は部活の選択を誤ったと思う。もっと気楽な部に入るべきだったと、演劇の手伝いをしていた時に思った。そこには知らない世界があった。しかし僕はそこにはいなかったのだ。何かを選択することで、得る時間があれば、失った時間もある。僕はそのことを、今日は思った。人間として生きることの意味ではない。人は子どもでいたいと誰もが思うものだ。